さいの神

さいの神
子どもの安産祈願などのお守りなどを焼いてきました。

一般的には「どんど焼き」といわれます。このへんでは「さいの神」という。同祖神信仰からきているらしいが、調べても漠然としすぎていてよく分からない。出雲系には少ないといわれるが何かヒントあるかも。サルタヒコとアメノウズメもセットで関係しているらしい。
神話におけるサルタヒコの立場は天孫降臨後の道案内であるが、手塚治虫の火の鳥では、大陸からの侵略者に対抗する勇者であった。アメノウズメは侵略者側のスパイでサルタヒコと結ばれるが、結局はサルタヒコは殺されてしまう。
昔、個人を祭るのは、祟りを避けるためであったから、(大宰府の菅原道真や崇徳上皇など)祭ったのは加害者の側だろう。神話にはいろいろ書かれているが、その裏の話はいろいろあるんだろうなあと思う今日この頃。
あとサルタヒコは神道における開祖(つまりは天狗?)らしいです。個人的には、平田篤胤の仙境異聞に出てくる寅吉の師匠さんじゃないかなと思ってみたり。

○追記

富山に「邑町のサイノカミ」という祭りがあり、文化財に指定されたそうです。そこでは、男女の一対のデクといわれれる人形を灰になるまで燃やすそうな。デクはデクサマといわれ木製の男神と女神といわれるそうな。これは「七草粥」でも触れた封じられる神なのかもしれませんね。サルタヒコ神とアメノウズメ神の太古の悲しい物語が浮かんできます。

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