映画アバター

映画アバター
今話題のアバターをみてきました。映像がすごいかったです。スターウォーズ級かも!昔の3Dの映画はショボかったけど、今のはすごいですね。絶対、3Dで見たほうがいいと思う。あと葺き替えの方がいいかな。

(以下、ネタバレ注意)

主人公は結果として人類を裏切り、曰く未開人の側が文明人の側に勝ったことになったわけだけど、実際の歴史では常に逆の結果です。神様も人の祈りを聞いてはくれませんでした。

少し前に書いたサルタヒコとアメノウズメの話だって、アメノウズメの側にしてみれば裏切りの話です。この場合は、負けて未来永劫、民に封ぜられる立場になったわけです。

調べてみると、アバター症候群というものがあるらしいです。なんでも、アバターの世界「惑星パンドラ」に惹かれ過ぎて自分の生きている世界に絶望するとか。アメリカ人は、ネイティブアメリカンを殺し、自分達の国を作りました。この映画で主人公達に感情移入するということは、深層において自分達を否定することです。映画に出てくる所謂マッチョなヤンキー達の見せ掛けの強さが、主人公である元海兵隊が未開人の中で精神的にも大きな戦士として成長することで、否定されていきます。これは、アメリカを始め、欧米人にはかなりショックな体験なのかもしれません。日本人が感じる感情とまた違うものがあるのかもしれませんね。

日本人は、所謂呪術として古来の神々を否定することでその実、この神々に共感している部分があるのだと私は思います。縄文的な感覚を持っていると言った方が正しいでしょうか。日本が文明国ながら多神教の世界が息づいていることもそのへんに理由があるのだと思っています。

続いて夢の話

実は似たような夢を数ヶ月前に見ていました。でもその夢の舞台は荒れ果てた砂漠の星でした。なぜか自分は、断崖に棲む赤い竜といっしょにおり、その竜の背中に乗り、崖をまっさかさまに下り降りました。そして、地面に墜落する瞬間にあまり怖かったので抜け出してしまいました。最初はこの夢を思い出さなかったのですが、主人公が赤い竜に乗る場面で思い出しました。その後、場面が変わって、オアシス地帯の都市に移りました。とても綺麗な場所で、湖の上に浮き橋のようなものかかり、たくさんの人が往来していました。そこで私の身体は住民を扇動し、敵から住民を開放するために戦いました。(銃で武装した兵隊が街を往来していました。これも敵のようでした。)まず、その都市の高台の敵の陣地を破壊し、住民は拍手喝さい。勢いに乗って、乗っ取った陣地から敵側の遥か先の陣地を砲撃で狙い打ったところ、反撃されてひどいことになりました。なにやらスターウォーズのバリヤーみたいなものが都市の見えない防壁としてあったみたいなのですが、砲弾を防ぎきれなかったようです。(ここでその夢から抜け出してしまいました。)

自分は明晰夢を見るのですが、あまりリアルではありません。おそらくなんらかの障壁でブロックをかけているようです。

幼稚園くらいのころに悪夢(ドラキュラの夢)を見て、夢の中で追いかけられ、ものすごく怖い思いをしたことがありあます。そのときは、夢から出るやり方がよく分からず、捕まる寸前にそのとき初めて自分が夢をみていることを自覚し、無理やり起きることができました。起きたら冷や汗がびっしょりでした。

それから夢からの出方が分かったのですが、同時に夢の身体と自分の身体の
接続が弱くなったように感じています。接続が弱くなり、夢で感じる感情が希薄になりはしましたが、代わりに夢から簡単に抜け出せるようになりました。

ここからは更にオカルトになるのですが、明晰夢とは別に幽体離脱というものがあります。詳しくはググってもらえばいいのですが、結構、ネットに体験談が載っていておもしろいです。自分は幽体離脱はできません。ですが、幽体離脱は自分の幽体を自分で作った器に込めるので反応はすこぶるリアルです。

幽体離脱中の時間間隔とリアルの世界の時間感覚は異なるため、中には幽体離脱の世界の時間で1年あまりも夢の中にいる人もいるそうです。当たり前ですが、リアルの世界の肉体は食べ物をとらなければ死にます。ネットの所謂、幽体離脱にはまった人たちの中には、あまりの幽体離脱の世界の万能さにずっとその世界に生きていたくなるそうです。(まあ大体の人はあきるみたいですが。)まるでアバター症候群みたいですね。私はそう思いました。

ちなみに、アバターの主人公は最後、自分の本当の肉体を捨て、アバターを選びます。

自分がもし、本当は人類の敵であり、それに気付いてしまったら、あなたはどうするでしょうか。そこにリアルの世界よりも優先できるようなかけがえの無い人がいれば、人類を裏切ることができるでしょうか。主人公には現実の世界に妻子はいませんでしたが、いる場合はどうしたでしょうか。

前にオカルト話で、夢で現実の妻子とは別に妻と子どもと幸せに生活する話を
みたことがあります。結局は坊さんに解決してもらったらしいですが。坊さんに諭された夢の中の妻は、夢の中で夢主に別れを告げます。

自分の世界には、故あって存在するのだと私は思います。しかし、本当にこの世界を飛躍したいのならば、今の自分の生活を捨てる覚悟が必要です。そして、自分を捨てるとは、ただ自分だけを捨てることではありません。家族が出来ればわかることです。そして、そうして自分を捨てられる人間こそが本当に偉大な人だということもできます。お釈迦様に限らず、アメノウズメなどに限らず、自分を捨てたもの達は、永久に人の中に記憶に生き続けます。そしてアバターの主人公も。

最近、なぜか非常にブログに書き込む気力がわきません。今日は、なんとか記憶があせないうちに書き込もうと思いましたが。修行のやる気もでない。倦怠期か。はたまたアバター症候群か。

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