ロジャー・ペンローズの新宇宙理論について

ttp://news.nifty.com/cs/world/worldalldetail/ng-20101228-20101228001/1.htm

曰く宇宙は何度も再生し、ビックバンの前にも宇宙はあったという説。
仏法の世界観と符号するので書いてみた。
命儚き人間存在には実質的に関係ないけどね。

仏法によると、成劫・住劫・壊劫・空劫の4サイクルを経て、宇宙は
生滅を繰り返すという。
※詳しくは以下参照
ttp://www.justmystage.com/home/kazubo/3zensekai-9sen8kai2.pdf
滅びには火の滅び、水の滅び、風の滅びとランクがあり、
風の滅びで宇宙は滅び再生するという。
この最高ランクの滅びでは、宇宙の神々のほとんどがいっしょに滅んでしまう。
※1
仏法のおける欲界(この世)の最高存在ブラフマン=梵天も滅ぶ。
往生要集によると遍浄天まで滅ぶらしい。

寄せては帰し、また寄せて帰す波のように、何度も何度も繰り返す。
昔の偉い坊さんが輪廻からの解脱を求めた意味も分かりますね。
途方も無くスケールがでかい話ですが。


※1 キリスト教(イスラム、ユダヤを含む。曰く経典の民)の神は、
グノーシス主義によると、その上の神が存在するといいます。
「我は神なり。我の他に神なし。」
またこの神は妬む神とも言われます。賢明な方なら、
神と呼ばれる存在が複数おり、複数いるということはそこに序列があると気付くはずです。
(創世記にも神が複数形で書いてあるし。)
不思議なことですが、神も同じように自分の次元の上の存在については、
まったく知覚できないらしいです。そのため、神の神(不思議)がいるということである。
キリスト教の神も始まりにして終わりの存在と自分で言っているくらいだから、
まあ、周りの存在が全て滅んだあとに自分も滅ぶということなんだろう。

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