この世は泡沫の夢なりて

今日の夢

とりあえずバトル物。
最初は逃げの一手。そうこうするうちに敵さんが
増えすぎて収集がつかなくなる。

マトリックスの悪役やふとっちょ魔人その他いろいろ。
最後にモビルスーツが合体して巨大なひどい造形の化け物になる。
その圧倒的な存在感に正直オワッタと思ったが、
なぜか味方であるという設定らしく、その化け物に指示して
みんな撃滅させる。
終わり。

次の夢。火山の観測所。中でうっとおしい会議らしきものをしていたように思う。
自分はうっとおしくなって外にでる。
外のガラガラと音が聞こえてきそうな石ころばかりの地面には、
たまに綺麗な宝石のような磨かれた石が転がっていた。
収集しながら上に上っていくと、明らかに自然には転がっていない
水晶玉が落ちていた。ほかにも石が規則正しく並んでいる。
拾ってみるとタグが貼ってある。
ああ、これは売り物だなと思ったら、近くの小屋から売り子が顔を出した。
水晶玉を元に戻す。
終わり。

夢の中だからこそ、自分である程度設定をいじれる。
敵だろうと、味方にしてしまえばいい。
邪魔な動きをすれば魔法をかけておとなしくさせればいい。
設定なんていつでも変えられる。

オカルト的には現実の世界でもこの法則が使えるとよく言う。
そのためには、自分の意思や言葉を制御すればよいと言う。
１００％絶対にそうなのだとはいいきれないが、試してみる
価値はあると思う。

今日は車で運転しながらこう考えた。
この世界を制御している神がいるとする。
もし自分が万能の存在であり、好き勝手に事を行えば、
必ず、この神と矛盾する。
神が複数いることは許されないからである。

ではどうするのか。このような真実に気付いた人物
の行いについて好き勝手に思い通りにさせるのである。
この世の物事に充足させ、下手な不満足を与えなければ、
この世をガラっと否定されることは無い。

ガラっと否定されると、この世の神は困るからである。
もし、そのような大いなる力が個人に潜むならば。
神はこうすると思うのである。

ゆえに、この世のことに満足しないと願うものは、
自分の思うことごとが思うように叶っても、そこで
満足してはダメだということである。
ここで難しいのは、この世の物事に不満足を感じれば、
そのように不満足が実現されるということである。
こういうことを言っているのではない。

叶ったことを淡々と受け止め、さらに世界の枠外に目を向けるということである。
面白いことに、このような探究心こそが、
この世の成功を収める上でも、必須の事項だということである。
ただ、求めるベクトルが違うということだけである。
この世で成功を収めると、この世に囚われることになる。
これを避けつつ、またかない続ける欲望とは別に物事を希求し続ける
態度が必要なのである。それはある意味、無我なのだともいえる。
実現したことに囚われないからである。

一般に、世を避け、禁欲を貫くことが解脱の道とされる。
やることは同じでも、その実、必要とされることは全く違っている。
非常におもしろい。どちらも、同じことを達成できるが、
片方はどこまでいってもゴッド-スピリット-ソウル・コンプレックスの範疇であり、
もう一つは、そうではないからである。
この世界は上の世界も下の世界も含め、鏡合わせである。
片方は偽物であり、片方は本物である。
と、偽物語を読み終わった自分である。
この本から教訓を得るに、偽物らしい偽物の方が本物に勝るということである。
こちらの方がドラマティクでドラスティックであるのだろう。
だから我々は囚われるのである。

３６０