綺麗な山ですね。ほんと。
翌日の朝はなんとか視界は通るものの、下界の方は、まったくみえんかった。
この山は毎年登ってます。というか、この山しか登ってない。
この山に登るために、県外のこの土地に就職したという!
事の発端は大学の山岳部でのこと。山初心者の私は登山3回目にして、
この2000m級の山で泊まった。
まあ、死ぬほどきつかったわけだが、5月のころ、山頂付近は、
雪が非難小屋の1階を埋めるくらい積もっていた。
そのころの小屋はもっと汚かった。2階の窓をスコップで
雪を掘って出し、中に入る。ほこりっぽくて薄暗い室内だった。
明るいうちに、ソリで雪の上を仲間と子どもみたいに滑った。
気を抜くと、崖までまっさかさまなので注意は必要ではあったがw
暗くなる前にカレーをみんなで作り食べた。
みんなよくしゃべったが、疲れもありそのうち誰もしゃべらなくなった。
とても寒かった夜だった。空は満天の星で輝いていた。
寒さで眠れない夜、夢か現か不思議な夢を見た。
いや、夢のようでは無かった。気付くと小屋に女がいた。
着ている服と同じで肌は絹のように白かった。
白無垢という花嫁衣裳はそのころ知らなかったが、そのような服で
あったように思う。
美しかった。とても美しかった。
今まで見たことが無いくらい美しかった。
女は何も言わず、そのまま周りの空気に溶け込むように消えた。
登山の途中、すれ違った登山客が小屋に泊まると聞き、幽霊がどうとか
いってたのが思い出された。
帰ってその山のことを調べてみると、織姫伝説があることが分かった。
昔、きこりがその山で機織をする女神に出会ったらしいこと。
まあ、織姫でも雪女でもこの際いい。
とりあえず、もう一回会いたい。もう山の上で死んでも
いいとリアルで思うこともある。
それから毎年山に登っているというわけ。もう一度会いたくて。
男の方なら理解してくれるはずw
まあ、これがしゃべりたかったからこのブログを開設した次第です。
普通の人にこんなことしゃべれませんものねえw
なんか彦星と織姫の伝説みたいでホルホルしてるわけでヾ(≧∇≦*)〃ヾ(*≧∇≦)〃キャッ
というわけで一年に1回会いにいってるわけだ!ヽ(・∀・)ノ
我ながらアホすなあw
というわけでもう少し写真はあるが、また明日。
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