秋を一足飛びして

秋を一足飛びして
まだまだ紅葉は先ですけど、
今年の秋はいつもより早かったのでしょうか。
さて紅葉的には吉祥ありか。

暑さが名残惜しくなる秋の一日です。
外に出ても、夏の名残を探してしまいます。

一層深まる秋の気配に何かと気ばかりが急き、
体も夏に較べよく動きますが、それは同時に体への負担に
気付きにくくなる季節でもあります。
体を壊さぬよう気を引き締めて秋を楽しみたいですね。

迫る冬に同ぜずしてただ心軽やかに秋を楽しむこと。
風流を感じつつ風流に流されないこと。
ただ心の有りようが人のうちにおいては天象の上に位置します。
気ばかり急いて体を壊しては、楽しむ秋も何も無いということなり。

そういえば、昨日は秋分。もう3ヶ月で冬至です。
日の高さでいえば、ちょうど夏と冬の真ん中です。

真ん中、中心、釣り合ったシーソー。
中心にいて、心が定まらなくなるのは私の性分のせいなんでしょうか。
そういう気持ちとは裏腹に、真ん中に乗っかっていたい自分もいます。
そして、時は移ろい行くことも… 高き鳥、いつかは落ちる。

一番、目立つような立場にいて、もっとも移ろいやすく、
もっともあやふやな季節。
自分にとって秋はそういう季節です。

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