光降る大切な場所とオンリーワンという概念の考察

光降る大切な場所とオンリーワンという概念の考察
またとある用事中wにふとインスピレーションを感じて
道向かいの人のうちの庭を勝手に撮ってみた。

とても素敵な場所だと思いませんか?

道路ペタで誰でも入ろうと思えば入れる、
スペース的には死んでる庭といえるかも微妙な場所。
人が価値に気付けば価値があるといえるし、
ただの空き地といえばそのとおり。

人と人との縁もそのようなものなんじゃないでしょうか。
美人は3日で飽きるとも申します。

例えば、道:ネット、庭または空き地:サイト
みたいな関係とも似ていますね。
ファンタジー的にはどこか別の世界への扉がありそうな場所です。

とある渡米したトッププロの野球選手は、
「オンリーワンでいいなんて甘いこと言うやつが大嫌い」といったそうです。
確かに結果を求められるものはオンリーワンなんて甘え以外の
なんでもないのかもしれません。結果だけみれば。
(芸術性を重んじる競技はまた違うかもしれません。
でも、みんな好きですよね。順位付け。コンテストやトロフィーなど。)

オンリーワンのもっともたるものとはなんでしょう?
子どもがいる人は、自分の子どもがそうなんじゃないでしょうか。
(そういえばこの野球選手は子どもがいないそうですね。)

ただし、子どもがいない人は、確かにこの野球選手のいうことは的を得ている
と思う人もいるんじゃないでしょうか。
どんなにきれいそうな女の人も常にもっときれいな女の人をうらやんでるし、
もっときれいになりたいと思ってるはず。
恋人も、オンリーワンの代表に入りそうでしょうが、みんな自信は無いでしょう。恋人は完全にオンリーワンの関係とはいえないと思います。
(もし、恋人がオンリーワンならば、世の中に離婚は無いし、
付き合った人数?人なんて言葉も無いはずです。)

もっと掘り下げてみます。オンリーワンが通らないもの、
ナンバーワンは、点数化されたりして順位付けができる指標化されたものに
かぎります(と仮定します)。
そうすると、オンリーワンとは、指標化されない価値です。
例を挙げると、似ているものに対して抱く愛情、縁、
カギと鍵穴の関係(相性)。

似ているものに対して抱く愛情とは、仲間や子ども(遺伝子)などが
当てはまるでしょう。カギと鍵穴の関係はずばり男女の関係です。

自然界で考えると、共生関係にあるものは、オンリーワンの関係でしょう。
この場合、全ての生き物はある意味共生関係にあるといえるため、
オンリーワンの関係でしょう。
ナンバーワンの関係は、客観的という名のもとに、
人間様が主観的にナンバーワンと定めたに過ぎないのではないでしょうか。
百獣の王なども、武器を持った人間には負けるし、万物の霊長といわれる
人間でさえもまだまだ上の存在がいるのかもしれません。神のような。
百獣の王はもちろん一匹のカマキリでさえ天敵と会うまでは自分がナンバーワンと
思っているはずです。当の人間様だって、それぞれの個人個人では、
自分がナンバーワンなんだと思ってる人はいないはずです。

思うに、人間は比較しようと思った瞬間からナンバーワンという概念が
生じるのではないでしょうか。
このとき、ナンバーワンは比較しようと思う前にすでに存在していたのでしょうか。
それとも、比較してみて初めてナンバーワンが生じるのでしょうか。
(世に言うシュレディンガーのネコというやつです。)
どちらにしろ、比較する主体(人間)がいて初めてナンバーワンは
意味を持つといえるのではないでしょうか。
逆にいえば、比較しようとしないものにとってはナンバーワンは意味が
無い概念なのではないでしょうか。

別に比較が悪いとは思ってません。動物だって比較(危険予知)なしには、
生存することは不可能です。
ただし、世の全ての動物が百獣の王を目指してるとは思えません。

思うにナンバーワンの関係は、比較する主体に限定された、
とてもせまいうちの概念なのだと思います。
それぞれのスポーツだってそれぞれのルールの中での勝負だし、
美人世界一決定戦だって日本人一般の美的感覚からは外れています。

結論は、こうです。
恒久的意味でのナンバーワンという概念に、
そのそのものの自己目的化以外になんの意味は無い。

オカルト的な観点からいうと、もっと高いところを目指すものにとっては、
ナンバーワンという概念は意味が薄いということです。
よく、〜の次元、もっと高い次元とかまことしやかに書いている本が
ありますが、ああいうものに私は俗世的なものを感じてしまいます。
ここで思う人は思うでしょう。唯一の神の存在について…

まあ、それには触れないこととして、
このように達観できるのも、あくまで自分より下のレベルについてのみ
語れているのかもしれませんがね。
そうすると、どんな存在も結局は、それぞれのレベルにおいて、
比較衡量の世界にあり、それぞれのナンバーワンを追い求めている悲しい生き物
なのかもしれません。まあ、これが結局は真実に一番近いような気もします。

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