ネタ切れ注意報

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いよいよネタがなくなってきた・・・

今日も少しオカルト話を一つ。

この前プラトンの入門書を読んでいて
(内容がほとんど分からんといったのはこれ)
デミウルゴスなる単語が出てきてびっくりした。
これは、プラトンの書いたティマイオスに造物主として出てくる。
そして、この神の名をヤルダバオートという。

なぜ驚いたかというと、この造物主がグノーシス主義という初期キリスト教の一派の考えに出てくるからだ。
(ニケーア公会議などを経て異端とされた。)
興味がある人はwikiなどで調べてみると良い。

この神はユダヤ教の唯一神ヤハウェと同一視される。
驕れる造物主とされる。キリスト教内でこのような考えが許されたのは驚きだが、それは、この造物主の上位に更に神が存在するからだ。
そして、この主義によると、この驕れる造物主は、自分が世界を創造したと思っているが、実はそうではない。
知恵なるソフィアという神的存在が、欲望に駆られ、ドラゴンボールのピッコロ大魔王のごとく自分の分身を生み出してしまった。
そして、その分身がこの造物主を生み出した。
この造物主にはソフィアの力の一部が渡されており、この造物主は自分の力の源泉には気付いてはいない。
(つまり、生みの母を知らないし、自分より上位の神の存在を感知できない。)
このソフィアという神的存在は、アイオーンとされ、男女の面を持つ。
ソフィアは女性的な面を表したアイオーンである。
(チベット密教にも秘儀としてセックスをするものもあるが、実はこのような両性の合一を企図している。)
この知恵なるソフィアはいずれまたアイオーンの世界に帰還します。
この帰還が実は人類の救済に関係しています。

以下は、2chにずっと前に自分がレスしたグノーシスのおおまかな解説。
(間違いもあるのかもしれないを付記しておく。)

>>971
では。
まず、虚空に言葉が発せられ、自ら生まれるものが生まれました。
この天使は72のアイオーン(王国、霊的な、擬人化されてる)をつくりました。
このアイオーンのうち知恵をつかさどるソフィアが、名前をかたることの出来ない方や
その他のアイオーンの承認も得ずに、独力で物質世界を生み出すことを企図しました。
ソフィアは、名前をかたることのできない方を知りたかったのです。
女性が男性の力を借りずに子どもを産むようにそれはなされました。ここに傲慢のひそみが忍び寄り、
生まれた2柱の子どもには母の力の全ては伝わりませんでした。
そして、生まれた子どもは母とは似つかず、醜いものでした。
生まれた天使がこの物質世界の創造神です。
ソフィアは、物質と精神に分裂してしまいました。これをソフィアの堕落といいます。
この世の不条理や完璧さの欠如はすなわち、この創造神の欠如にあります。
創造神は彼らよりも上の世界は見えません。ただ、母がいたことを知っています。
彼らは、母の思惑どおり、神の世界を真似て、世界をそして人間を作り出します。
人間を作る際、母は彼らに譲り渡した力が惜しくなり、名前をかたることのできない方に祈りました。
天上の世界にすでにいた霊なる人間を模して物質世界の人間もまた作り出されました。
そして、彼らに言葉を与え、彼らがその傲慢さゆえに、生み出した12の天使にも譲り渡さなかった
知恵の力をも自らの知らないうちに人間に与えてしまいました。また、聖なる使命を帯びたガブリエルは、
アダムの三番目の子どもに魂を授けました。天上の霊なる人間の血脈を受け継いだのです。
無力になった、一柱はもう男性各の一柱を憎みました。そして、天使達は人間に嫉妬しました。
人間はその資質において、彼らよりも優れていたのです。
創造神は、人間を恐れ、生命の木をも奪われる前に、その物質世界の奈落に放り込みました。
知恵を与えたのは、まことに名前をかたることの出来ない方の聖なる計画のうちでした。
物質世界は、その星たちに定められた時間が過ぎると、滅びます。
魂を受け継いだ人間達は、天上の世界に帰還します。
堕落したソフィアはこのとき神の完全さを取り戻します。彼女はついに知ったのです。


以上、かなり分かりにくいと感じた人もいると思うが、
精神世界を十分に勉強した人は意味が分かると思う。そしてその意義も。
あえて深くは語らない。自分で知るべきことだから。
(上の文章も昔なら書くことはありえないもの。
情報の氾濫するこの時代だからこそ書けるというものである。
そして、書くにはそれなりの覚悟が必要なこと、この行為がある意味自分を貶める行為ということも認識している。
まあ、こうする理由もあるにはあるのだが、これは自分の中における秘中の秘であり明かすことはできない。)

なぜこの造物主について考えたのか。
昨日考えた予知の話、つまり思考の過去と未来における中立性についてをよくよく考えてみると、
ではこの現実の今は思考とどういう関係があるのか興味がわいたからだ。
そして、この関係について考えていたら、ふとこの造物主の名が浮んだ。
まだ、はっきりとした考えは浮ばないが、また自分の中でかなり長い時間を
かけて継続的に考えていくべき話題だと思う。
(中の人の直感を受ければある程度は考えることも可能だが、時の満たない今において
それは不敬でさえあるというのが今の認識。)

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