独り言。

金本位制復活か。
アメリカでは個人が金を買えないようになった。
金の購入には特定保管と消費寄託がある。
金の購入は単に金を購入できる権利を買っているものが多数を占めているのではないか。
そうすると、現在金の世界保有量の14万トンは大幅に信用創造されている可能性がある。
ひとたび、金融危機が実際化すると、金の価格は飛躍的に暴騰する可能性がある。
その前に、国民の金購入は制限されるであろう。

なぜデフォルト騒ぎで格付けが下がったのに、国債は買われ続けるのか。
なぜ、国債の保有はリスクゼロで計算されるのか。
金融機関は株を売り、国債を買うことで、見た目の財政は健全化される。
国家総動員(いや世界か)体制で金融リスクの捏造が進んでいる。
今の国家財政は国民の貯金を食いつぶして運営されている。
お金は信用を失えば、ただの紙くずだ。
日本人はこれだけの震災・原発騒動を経験しながら、なぜこの巨大な
リスクに無頓着なのか。
日本国債の買い手がつかなかれば、国家は利息を払いきれず、デフォルトする。
デフレ状態でないと、日本は国家運営できなくなっている。
国民がどんな政権を選ぼうと、いくら待っても、好景気はもう来ないのに。
(好景気がくれば日本は破綻するという矛盾した状況なのだから。)
これからは、食料及び原材料を抑えた国が世界を制する。
食料価格及び原材料価格は上昇を続けるだろう。
これらを抑えた国は、為替の影響は少ない。単純に計算すれば分かる。
資源の囲い込みはさらに厳しさを増すだろう。
戦争が起こることは大いにありえる。世界の人々は現在薄氷の上を歩いている。
いずれにしても、この8月の騒ぎでお金の意味は大きく変ったと私は思う。

食料危機も現在の日本は正念場だろう。収量が1割落ちると穀物の価格は3割上がるといわれる。
放射能騒ぎで実質の収量はかなり下がると思われる。
土からの玄米へのセシウムの移行係数は0.1とされる。1kg中、
5000ベクレルの土ではうち500ベクレルのセシウムが玄米に移行するため、
作付けは本来禁止されるべきだが実際はどうか。
たとえ50ベクレル未満でも、検出されれば消費者は買わないだろう。
逆算すれば、500ベクレルの土壌汚染の地域分、収量は落ちる。
国はどういう対応をするだろう。玄米を削って、精米で計るか。(6割は落ちるらしい。)
まあ、国は隠蔽しようにも大したことはできないだろう。自治体がいかんの対応だろう。
隠蔽は少量の情報ソースでも必ず打破される。
誠実な対応がその後の各産地の価格トレンドを作るのは間違いない。
事態の沈静化にはおそらく30年〜100年はかかるだろう。

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