この世は泡沫の夢なりて

今日の面白いと思ったニュース

めんどくさいのでかいつまんで。

�@２０年原発ゼロ燃料埋め捨て
総費用最大７．１兆円　再処理の2から３割安

比較対象として、
現状程度原発を推進した場合は、９．７兆円
総発電量の２０％を原発で賄った場合、８．３兆円

そのどちらと較べても安いという。
原子力委員会が試算した。

やっとデータを出さざる得なくなったようだ。
ここまでどれだけかかったことやら。
こんなの原発事故前から分かっていたことなのにだ。

�A２閣僚問責きょう午前可決

なにが問題なのか分からない。
大臣になんて誰も能力なんて求めていない。
首相だって求めていたならこんな人選はしないはずだ。
自民はこの問題で騒ぐほどに橋本に票が集まるのが分からないのだろうか。
本当にレベルが低い。
それに、これくらいで責任を問われるならば、原発の初期対応の責任はどうなるのか。
これまで、原発を危険なままで推進してきた旧自民党政府の責任はどうなるのか。
こちらは、罷免程度ではすまされないだろう。

続いて、新聞掲載のゴシップ記事から
�B御料牧場　牛乳から１６ベクレル

これが兆候になるかもしれない。
皇族方が、東京から西へ移動されるときが、本当の正念場だ。

新聞の定期掲載から
�C将軍さま　意識や見方を変える呼称

日本が朝鮮語であえて通常訳さない「さま」を意識的に
約して将軍さまと言っていることについて。
前は、飛翔体と予備、今回、事実上のミサイルと読んだ、
前回の北朝鮮のロケット発射について。
海外メディアはロケットと呼び、３年前の北朝鮮非難決議でも、
ロケット発射と読んだ。これを日本の外務省はあえてミサイル発射と読んだ。

北朝鮮は強盛大国を目指しているが、事実上の小国である。
小国であって、アメリカを中心としたグローバルネットワークに与せず、
小国なりにさかしく対抗している。
たしかに、民は飢えているかもしれないが、どこの国でも、
国民を飢えさせた時代はあった。奴隷のように扱われた時代もあった。
反体制者は檻に入れられる。現代であってもウィキりークスの代表のように。
前時代的なことをあえて馬鹿にする権利はどこの国も決して有することはない。
民がどれだけ虐げられようと、その国の代表としてなっている国には、
その民が責任を負う。それに対して、どこの国も暴虐だと言って、
割って入り国を転覆させることは許されない。（アフガニスタンやイラクのように。）
内戦に干渉し、片方の勢力に武器を横流しし、冷戦の代理戦争をさせることも許されない。
どの国も民族も、その民族独自の歴史を持っている。文明の発達段階を持っている。
だから、この現代にあって、アフリカのどこかの国で、血なまぐさい、部族闘争が
今でも起こっている。そういう意味である。
北朝鮮は、中国やロシア、そして米国の都合として作られた。
これは真実だ。北朝鮮は、冷戦構造の緩衝地帯として作られた。
そのような、不幸な歴史をもってはいるが、さかしく立ち回り、
今でも３代世襲を成功させている。パペット人形が自ら歩いているのだ。
私はこのような国に、偽善に満ちた日本政府の政治家、官僚よりも
よっぽど親近感を覚えるのである。

日本という国は、パペット人形であるのに、同じ人形を笑えるか。
片方は自分で歩いており、こちらはいまだ傀儡子付きであるというのに。

技術の多少は問題にならない。道義の意識もこの際、問題にしない。
むごたらしく汚らしくとも、自分の力で歩くものは、人間である。
操られているものは人間とは呼ばない。
道義心など自分の力で歩いておれば、いずれ手に入るものだ。
反対に、かぶった道義心は、死して、また危機のときに、たやすく剥がれる。
そして、そのとき、自らが獣であったことに気付いて愕然とするだろう。
いや、愕然とする理性すらもないのが真実であり、その様を、横から見た
人間が愕然とするというのが、事の有様である。

山月記の李徴は自分の力で歩き、現世の業にもてあそばれて人食い虎になったという。
しかし、真実は逆なのである。